(旅のコラム)愛媛県 久万高原町 四国霊場45番札所の麓に湧く 古岩屋温泉 - 四国で一人旅を満喫するブログ「香川県、愛媛県、高知県、徳島県」 

四国(愛媛、香川、高知、徳島)を一人旅すると、海や川、山を舞台にした自然美にあふれる景観や素朴な郷土料理との出会いがあります。

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本州と四国を結ぶ連絡橋には、「明石海峡大橋・大鳴門橋」、「瀬戸大橋」、「しまなみ海道」の3つがあります。

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四国の最高峰は愛媛県の石鎚山(標高1982m)、2位は徳島県の剣山(標高1955m)です

(旅のコラム)愛媛県 久万高原町 四国霊場45番札所の麓に湧く 古岩屋温泉

四国といえば讃岐うどん、四万十川、阿波踊りなど思い浮かぶが、そのひとつに「お遍路さんのいる光景」がある。特にここ10数年は年齢の幅も広がり、自分探しなどに 四国を訪れる人が増えていると聞く。四国には都会にはない特別な魅力があるのかもしれない。愛媛県 久万高原町にある、古岩屋温泉 (国民宿舎 古岩屋荘)に向かった。

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愛媛県 久万高原 古岩屋温泉 
大阪を出発して、JR松山駅(愛媛県 松山市)に着いた頃にはもう陽は高く昇っていた。駅前でJR四国バス落出行きに乗り換える。バスは数人の乗客を乗せて松山の市街地から、砥部焼で知られる愛媛県 砥部町の勾配をぐんぐん上がっていく。三坂峠にさしかかると、眼下には松山の大パノラマが広がった。遥かには、瀬戸内海が輝いている。バスは、標高約500mの久万高原町(愛媛県 上浮穴郡 久万高原町)に入っていく。

久万高原町(愛媛県 上浮穴郡 久万高原町)は、高台に位置するまちであることからも、「四国の軽井沢」とも呼ばれている。空気が澄み、星空がきれいであることから、天体観測の施設もあることでも知られている。 ともしているうちに、バスは、終点の久万高原バス停に着いた。古岩屋温泉(国民宿舎 古岩屋荘)(愛媛県 上浮穴郡 久万高原町)に行くには、ここから次のバスに乗り換える必要があるため、伊予鉄久万バス停まで500mほど歩く。バスを降りてしばらく歩いていると、前方から、金剛杖の鈴をしゃんしゃん鳴らしながらお遍路さんの一団が近づいてきた。白装束を身に纏い、頭には円錐状の菅笠をかぶっている。驚いて道を空けようとすると、「こんにちは。」、「こんにちは。」と、菅笠の隙間から笑顔でしわくちゃになった顔が次々と現れた。驚いて振り返ると、彼らの背に印字された「南無大師遍照金剛」の文字はみるみるうちに小さくなっていった。

愛媛県 久万高原 古岩屋温泉  バス


伊予鉄久万バス停からは運よく、古岩屋温泉(国民宿舎 古岩屋荘<)(愛媛県 上浮穴郡 久万高原町)方面に向かうバスにすぐ乗れた。おばあさんが2人、前方の座席に座って運転手さんと何やら話をしている。「今日はどこへ行ってなすった?」「久万で買い物しよったが。」などという話からはじまり、裏山で大きなイノシシが出たとか、誰々の田では週末に苗を植えるとか話をしている。その方言交じりの素朴な世間話に、心和む。伊予鉄久万バス停(愛媛県 上浮穴郡 久万高原町)を後にしたバスは、低い峠を上り、段々畑の中を抜けていく。杉木立の曲がりくねった道を越えると、窓外に小さな集落が現れた。なかには、茅葺き屋根を構えた民家も点在している。


  バスは山の陰をくねりながら走り緩やかな勾配を上がっていく。行き交う車も人もない。道の両脇に巨木が迫ってくるに従って谷がどんどん狭まっていった。ふと窓外に目を遣ると、高さ数10mもあろう岩峰群が林立しているのが見えた。「あれは何でしょう?」。運転手さんに尋ねると、「あれは国の名勝で、古岩屋ですよ。」と説明してくれた。話を聞くと、古第三紀の礫岩が侵食されて形成された峰で、90峰ほどもあるらしい。

愛媛県 久万高原 古岩屋温泉  国民宿舎 古岩屋荘


 しばらくすると、古岩屋温泉(国民宿舎 古岩屋荘)(愛媛県 上浮穴郡 久万高原町)の横にバスは止まり。私を降ろしたバスは、緑の中に消えていった。夕暮れが迫り、西の空が燃えていた。木陰には渓流。川魚が驚いて砂を巻き上げて泳ぎ去る。川面が、鏡のように夕陽をキラキラと映していた。

    古岩屋温泉(国民宿舎 古岩屋荘)(愛媛県 上浮穴郡 久万高原町)では、2階の和室にて宿泊した。1階がレストランになっていて、夕食には、川魚、山菜、果物など山あいならではの料理が出た。「いい湯じゃったなあ。」「そうじゃなあ、一杯いきますか。」浴衣姿の人々が談笑しながら横切っていく。「今ならお風呂、空いてますよ。」係の方が丁寧に教えてくれたので、部屋に戻って手拭を下げて出かけた。


久万高原 古岩屋温泉  温泉


国民宿舎 古岩屋荘の風呂は2階の奥にあった。大浴場に入ると巨大な岩盤から熱い湯が落ちていた。岩がゴロゴロしていて、まるで川の上流で、岩の隙間に身を浸しているようだ。湯も滑らかくやさしい。吉野朝時代に発見されたと伝わる歴史ある湯らしい。古岩屋温泉の湯に しばらくのんびり浸かっていると、湯煙の向こうからひとりの老人が近づいてきて声を掛けてきた。「ひょっとして昼間にお会いした方でありませんか?」目を凝らして見ると、久万バス停付近ですれ違ったお遍路さんだった。あれから岩屋寺まで歩いて参拝してきたらしい。「風呂とはよいものですなあ。会社と家を往復していた頃には何も感じなかったことですが・・。」


老人は会社を定年退職したあと、お遍路さんとなって新たな生きがいを探しているのだという。「お陽様ですとか風ですとか・・当たり前のことが最近、ありがたく思えてきましてなあ・・。」そう言って、老人は湯に深々と浸かり、目をつぶった。

久万高原 古岩屋温泉  岩屋寺

翌朝、老人が古岩屋温泉(国民宿舎 古岩屋荘)に来る前に足をのばしたという岩屋寺に訪れた。岩屋寺は、四国八十八ヶ所巡礼の第45番札所である。「大聖の祈る力のげに岩屋 石の中にも極楽ぞある」というのが御詠歌である。法華仙人が一山を献上した寺で、数十mにも及ぶ岩峰が屹立し、その上にお堂が立っている。その自然がつくりだした奇跡ともいえる寺のたたずまいを見たとき、ありがたい気持ちに包まれた。


老人が、古岩屋温泉の湯に浸かりながら、「ありがたい、ありがたい・・」と何度も繰り返し つぶやいていたことを、ふと思い出した。



<国民宿舎古岩屋荘>



詳細はこちら


(住所)愛媛県上浮穴郡久万高原町
(交通)・JR松山駅からJR四国バス落出行きで1時間(または伊予鉄伊予市駅から久万行きで1時間)、
伊予鉄バス上 直瀬行きに乗り換え20分、古岩屋下車すぐ
・松山自動車道松山ICから約45km(休み)無休
(泉質)単純温泉・(効能)リウマチ、疲労回復、美肌作用など
(外来入浴)可(大人300円、小学生150円、幼児100円/12~20時)
(宿泊)1泊2食付6800円~
(駐車場)30台  (レストラン)11~19時

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